
マリー・アントワネットが結んだご縁 〜スタイルKさんのアトリエにて〜
こんにちは、ブロココ・パリのマコトです。パリはここ数日また寒い日が続いていますが、この時期には珍しくお日様が出て天気の良い日が続いています。日本の冬はいかがでしょうか?
さて、少し時が経ってしまいましたが、昨秋に日本を訪れた際、日本で西洋インテリアリフォームのカリスマと呼ばれるスタイル Kのケイコさんのアトリエに夕食にお招きいただきました。
インテリアデザイナーのケイコさんとは、数年前、パリのとある美術館で、マリーアントワネットの胸像の前で偶然知り合いました。当時はマリーアントワネットとその時代に興味があっても、アンティークを自分でコレクションするなどとは考えておらず、ドイツからパリに引っ越してきたばかりだったこともあり、パリの生活に馴染むのに必死でした。今思い返すと懐かしく感じます。
そんな中でケイコさんと出会い、フランス18世紀とマリーアントワネットという共通の興味があったことで、話が尽きることはありませんでした。その後もパリにいらっしゃる際には一緒にヴェルサイユ宮殿を見学したり、メールやSNSを通じて時折やり取りを続けていたのですが、昨年、休暇を兼ねて日本に行く機会があり、ケイコさんのアトリエに招待されたのです。
さすがカリスマのアトリエは美の結晶。さりげなく置かれたインテリアなども細部にまで黄金比の美しさが感じられる空間で、まさにフランスの宮殿の一室そのものでした。
その夜は、一緒にブロココ・パリを運営しているフランス人のジョフレの希望もあり、和食をご馳走になりました。オールドサンルイのグラスなどのアンティークでサーブされる食卓は、器ひとつひとつにもこだわりが感じられ、まさに西洋と和の美の融合!ケイコさんのセンスが光るおもてなしに感動しました。
さらに、前回のブログでも紹介させていただいた東京のプチトリアノンのミオさんや、最初にパリでケイコさんと一緒に出会ったユカリさんも来てくださり、マリーアントワネットをきっかけに繋がった仲間が、ここで初めて一堂に会し、まさに運命を感じる夜となりました。
最後は、お嬢様がたててくれたとても美味しいお抹茶で締めくくり。
美しい空間、美味しい料理、そして深い会話に包まれた一夜は、まさに忘れられない時間となりました。こうした出会いこそが、アンティークを通じて世界とつながる魅力なのかもしれません。
お忙しい中お招きいただき、こんな素敵なおもてなしをしていただき、本当にありがとうございました。