Antique 19th-century French Schoelcher Paris porcelain plate with hand-painted floral bouquet and fine gold gilding

パリ貴族が愛した名窯「シュルシェール」 — 19世紀手描きの花々と騙し絵の美学

知る人ぞ知る「パリ窯(Porcelaine de Paris)」の真髄

18世紀末から19世紀初期にかけて、パリとその周辺には王室や貴族、ブルジョワたちのために洗練された磁器を生み出す独立した工房が点在していました。これらは総称して「パリ窯(Porcelaine de Paris)」と呼ばれ、当時の流行と高度な職人技が集約された特別な存在です。

今回紹介するのは、その中でも類稀なる技術とストーリーを持つ名窯「シュルシェール(Schoelcher)」です。

革命の嵐を越えて:Marc Schoelcherの情熱と軌跡

シュルシェール窯の創業者であるマーク・シュルシェール(Marc Schoelcher)の人生は、ドラマティックな歴史のうねりとともにありました。

もともとアルザス地方フェッセンハイムから司祭を目指してパリへ上京したマークですが、1789年に勃発したフランス革命の混乱によってその道を断念せざるを得なくなります。その後、親族であり磁器職人であったロクレ(Locré)の弟子となり、磁器製造の世界へと足を踏み入れました。

そして1798年、かつてアルトワ伯爵(ルイ16世の弟)の工房があったフォーブール・サン・ドニ通り(現在のパリ10区)の工房を買い取り、自身の窯「シュルシェール(Schoelcher Paris)」を発足させたのです。

19世紀初期の美意識:豪華絢爛な金彩と騙し絵

王家や皇帝家の直接的なパトロンを持たなかったシュルシェールですが、その圧倒的な技術力でパリの上流階級を魅了しました。

19世紀前半のフランス磁器は、溢れんばかりの豪華な金彩や、カメオ、べっ甲、大理石などの質感を磁器上にリアルに再現するトロンプロイユ(Trompe-l'œil / 騙し絵)の手法が大流行しました。シュルシェールはこの表現において特に高い評価を獲得し、現在でも美術館やコレクターの間で非常に高く評価されています。

コレクション紹介:19世紀初期 シュルシェール窯 手描きの花模様プレート 6枚セット

今回、Brococo Parisにて19世紀初期に作られたシュルシェール窯のプレートセット(6枚組・全2セット)を入荷いたしました。

1枚1枚すべて異なる可憐な花々が繊細な手描きで施されており、当時のパリのサロンで交わされた優雅な歓談の風景を今に伝えてくれます。

歴史を纏うテーブルコーディネート

19世紀のパリの美学が凝縮されたシュルシェールのプレートは、実用としてはもちろん、キャビネットに飾るアートピースとしても私たちを魅了します。

実は私たちも、これとは別に手に入れた6枚のシュルシェールのプレートを、自分たちのパーソナルコレクションとして大切に手元に残しています。ディーラーとして以上に、一人のコレクターとしてその造形美や歴史、そして職人技の精巧さに深く心を打たれてしまったからです。

私たちにとっても非常に思い入れの深い、時代を越えて受け継がれてきた本物のフレンチ・アンティーク。ぜひ皆様の食卓やコレクションにもお迎えしてみませんか。

👉 商品ページはこちら:シュルシェール 磁器 プレート 6枚セット-1

👉 商品ページはこちら:シュルシェール 磁器 プレート 6枚セット-2

 

 

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